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Toggle疲れ対策にはコレ!!
日々の小さい疲れから、慢性的な大きな疲れまで、どうしたらスッキリした毎日を過ごせるのでしょうか?
今回は生活を見なおすキッカケを提案します。
【パノラマビジョン】キョロキョロ歩きで脳疲労が軽減
パノラマビジョンをご存じですか?
広い視野で視線をあちこちに向けることです。
不安や緊張下で視野が狭くなり、トンネルの出口だけが見えるような状況は「トンネルビジョン」。
それは短期的には良い集中ですが、ストレスが長引いてトンネルビジョンから抜け出せないと、脳疲労は蓄積する一方です。
「パノラマビジョン」で歩くことで、緊張が切れて脳疲労から抜け出せる。
疲れを取りたいなら、朝歩くのがベストです。
朝日を浴びながらウォーキングのようなリズミカルな運動をすると脳内でセロトニンが盛んに作られます。
セロトニンの作用不足は、意欲の落ち込みや慢性的な疲労感の引き金。
セロトニンは疲労回復を促す眠りの精、メラトニンの原料でもあります。
【ピンクノイズ】ゆらぎのある空間で心を落ち着かせる
ピンクノイズとは、一定の規則性に、ちょっとした不規則性を含むノイズ(不要な情報)のことです。
打ち寄せる波音、木漏れ日、小鳥のさえずりなど自然界はピンクノイズで満ちています。
近代的なオフィスのように、照明も空調もインテリアも人工的な空間は、ピンクノイズに乏しい。
こうしたオフィスで長時間過ごすと、脳のストレスとなり疲労がたまります。
ピンクノイズに乏しい空間が招く「環境疲れ」を避けるには、休みの日にキャンプや小旅行で自然に触れるのがいちばん。
しかし、毎週のように出かけるわけにもいかないでしょう。
そこでピンクノイズを導入し、疲れにくい環境づくりをするためのヒントを紹介します。
①観葉植物を置く
無味乾燥で殺風景な部屋より、インテリアのアクセントとなるようなものを置くことで、ゆらぎ度はアップします。
立体的なものだと光の当たり具合で陰影が生まれて変化するのでオススメです。
②紙の本で読書
読書は緊張をほぐす副交感神経を優位にするといいます。
電子書籍で読書する人も増えましたが、疲労回避を優先するなら紙の本を選びましょう。
デジタル媒体を見るだけでエネルギー消耗が激しくなり、脳は想像以上に緊張を強いられます。
ちなみにパソコンやスマホに表示される文字より、手書きの文字の方がゆらぎ成分は多い。
たまには手紙を書いてみたり、毎日日記を書くのを習慣にしても良いですね。
③外の自然な音と風が入る環境
ゆらぎが欲しくても、オフィスを勝手に改造するわけにはいきません。
でも可能であれば、窓を開けて太陽光や風と言ったゆらぎ成分を取り入れましょう。
少しでも開放的な空間で作業することで、仕事の疲れも癒されるに違いありません。
【脱ages】老けと疲れの原因を徹底排除
身近な栄養素・糖質から出来る悪玉がAGEs。
ご飯やパンなどからの糖質の摂取法を見直し、脱AGEsを測ると疲れにくい体質に近づけます。
日本人は、摂取カロリーの60%近くを糖質から摂ります。
その糖質の摂り方でも疲れやすさが変わるのはご存じですか?
糖質は、ご飯やパンなどの主食、砂糖などの甘味料を使った甘いお菓子などに多く入っています。
避けたいのは、この糖質の摂りすぎで起こる「食後高血糖」。
しかし、糖質を全く摂らないというわけにはいきませんよね。
そこで大切なのは、麺類+ご飯などのダブル糖質や、砂糖が多い甘味料などを控えて糖質の過食を避ける事です。
血糖値を上げるのは糖質だけ。
糖質を一度に大量に食べたり、血糖値を上げやすい砂糖など単純糖質を多く摂ったりすると、食後高血糖が起こり、AGEsが生じやすくなります。
さらに、食べ方の工夫によっても脱AGEsは叶えられます。
①白い物よりも黒い物を選ぶこと
生精度が高い白米やパンやうどんは素早く吸収され血糖値が上がりやすい。
一方で生精度が低く食物繊維が多い玄米、雑穀米、全粒粉パンのように黒っぽい食べ物は血糖値が上がりづらいのです。
②食べる順番にも気を付ける
主催の魚や肉、副菜の野菜やキノコ類から先に食べて、主食を最後に食べましょう。
そうすることで消化吸収がゆっくり進み、食後高血糖とAGEsが避けられます。
③早食いをしない
早食いになると食べ過ぎるし、血糖値も即上がるので、AGEsが発生します。
一口ずつゆっくり噛んで食べましょう。
【ヒートショックプロテイン】40℃×20分の入浴で増やせる!
身体には、ストレスでダメージを受けると、そこからリカバリーする回復力がある。
それを細胞レベルで担う機能のひとつがヒートショックプロテイン(HSP)です。
これは、熱などのストレスにさらされると細胞で合成されるタンパク質のグループ。
筋肉や血管など身体を作っているのはたんぱく質ですが、酵素や免疫を担う抗体もタンパク質なのです。
どのタンパク質も、決まった構造を持つと、本来の機能が発揮できます。
ストレスで傷ついたタンパク質に寄り添って癒し、立ち直る手助けをしています。
HSPには多くの種類がありますが、中でも疲労回復に大きく関わるのはHSP70。
これはHSPの中でタンパク質のリカバリー作用が最も高いものです。
疲労解消には質の高い眠りが不可欠ですが、HSP70を脳の視床下部付近に投与することで深い眠りにつけます。
ではHSP70を増やすためにはどうすれば良いのでしょうか。
①適温のお風呂に長めに入ること
40℃のお風呂に20分全身入浴することで2日後にはHSP70が有意義に増えます。
②アスパラプロリンを摂る
アスパラプロリンとは、アスパラガスの茎を加工処理した食品素材。
これを含む食材を摂ることで、HSP70を増やす遺伝子の発現がアップします。
しかし残念ながら、アスパラガスを食べても、アスパラプロリンの接種にはつながりません。
アスパラプロリンを配合したサプリメントなどで摂る必要があります。
さらにアスパラプロリンには眠りのリズムを整える働きもあるのです。
眠りのリズムが乱れると、疲れは取れにくい。
忙しくて睡眠不足に陥ると、体内リズムが崩れて眠気や疲労を強く感じることになります。
もう一度生活習慣を振り返ってみて
健康な生活を送るのに不可欠な食事・睡眠・運動。
疲れをとるためにも、やはり必要なことがわかりました。
「食材の選び方や食べる順番」「質の高い眠りにするための工夫」「パノラマビジョンで歩くこと」など取り入れてみましょう。
この記事が、【春バテ】しないためのヒントになれば幸いです。
参考書籍:Tarzan
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